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設計営業Gの印部です。
新築住宅の着工戸数が減少傾向の中、既存住宅の改修を検討される方が増えてきています。
今回の物件もコンクリートの基礎ではなくて、束石の上に柱が立ってて、
床下は土のまま、内部の壁は少なく外壁は土壁といった建物です。
基礎をコンクリートにしようとすると、予算的にも厳しくなるので、今回は床から上を固める方法で進めていきます。
土間は、湿気・シロアリ対策で全面コンクリート張り、外壁下地には全周構造用合板貼り、内部に新しく壁を作り耐震壁をバラ
ンスよく配置します。
今回の物件はシロアリ被害もあったので、柱・梁は部分的に補強をしています。
事前調査はもちろん実施するのですが、解体してみないと分からない箇所もあるので、そのへんが改修工事の難しいところでも
あります。
新築工事よりも手間が掛かって、場合によっては予算も掛かる場合もありますが、
今回のような使われていなかった建物を再生して、またそこで新しい生活を始めるという選択も、
是非検討してみてはどうでしょうか。